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マイナスセブンデイズ .27
 結局は男の言うままだった。真希は大分ナンバーに乗り、恭子の車には伸秋と呼ばれた助手席の男が、そのまま軽自動車の助手席に座った。真希を横に、男はいきなりアクセルをベタ踏みした。時速はあっという間に百二十キロを越える。前の車を追い越す時は、わざと大袈裟に車体を揺するのだった。酔いそうだから乱暴に運転しないでくれ、と真希が頼むのに男は、わかったわかったと頷いただけで、更にスピードを上げた。男の言う通り、金田にある真希のアパート近くまでは三十分で着いた。男に独り暮らしを知られたくなかったので、アパートからは少し離れた場所に車を停めさせた。だが、ここで良い、と真希が言っても男は譲らず、夜中で危ないから家の前まで行く、と言うのだった。降りようにも降りられないのだった。
「もうこっから先は車では行けんけ、ここで降ろして」
 遂にアパートの前まで迫り、真希は懇願する様に言った。ようやく男は承知した。狭い私道の塀横に車を着け、サイドブレーキを引いた。
「じゃあ、家の前まで行っちゃる」
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